1/永遠

えいえんぶんのいち

オーニソロジー - エレタメモア

 

このごろ、TBSラジオ菊池成孔の夜電波にハマっております。

音楽も食傷気味で、仕事中聞ける(音楽を聞きながら仕事ができる職についてます)ラジオ番組がないかと頭を捻っていたところ、こちらの番組があるではないかと。

アメリカのヒットチャートから世界各国の曲名もアーティスト名も読めないようなものまで、選曲の素晴らしさは言うまでもなく、ポエトリーリーディングのような粋な前口上、少々バイオレンスな際どいコント、いい湯加減のトークなど内容もりだくさん、時に音楽の教養も身に付く番組で、過去回を聞き漁っています。菊池成孔さんといえば不朽の名曲「普通の恋」を世に送り出したSPANK HAPPYの元メンバーという知識しかなかった私ですが、今や氏のアルバイト歴や家族構成を把握するほどになりました…。

 

去りし2016年12月30日の放送回は、菊池さんが注目する、2017年期待の新人を紹介するというテーマだったのですが、そこで紹介されていたオーニソロジーというバンドのエレタメモアという曲が素晴らしかったので、百聞は一見に如かずということで、まずはお聞き下さい。

 


オーニソロジー - エレタメモア / Feel Like Makin' Love 

 

なんというセクシーさであろうか!!

中性的でハスキーな歌声がとってもセクシー。

ディアンジェロマリーナ・ショウなど様々なアーティストにカバーされ続けている、名曲Feel Like Makin' Loveも続けて演奏されておりますが、この歌声で、歌詞もコード進行もあま〜いこの歌は反則すぎます。動画が途中で切れているのが残念。最後まで聴きたい…。

オーニソロジーは、公式サイトによると、ボーカルの辻村泰彦さん、ベースの堀川千晃さん、ドラムの山口博生さんの3人で2014年夏に結成されたジャズバンド。

音楽を語るにあたりルックスについて言及するのもどうかと思いつつも、人のパブリックイメージを構成する重要な要素だし、ルックスがもたらす先入観で音楽の受け取り方も変わると思うので言いますが、ボーカルの辻村さんが真面目な好青年風なのが逆にセクシーですね…

 

同放送回では、ロバート・グラスパー以降のジャズヒップホップR&Bを日本で誰が再現するのかと問われ続け、ようやく現れたのがWONKというバンドだと紹介されておりましたので、こちらも続けてお聞きください。

 


WONK - “Feelin’ You (Y.N.K.)” (Live @Architect Cafe, 2014)

まさしくロバート・グラスパー

(しかしおしゃれすぎてちょっとギャグのように思えてくる…。日本のこういうバンドはしゃらくさくてすこ〜し苦手かもしれません…。同じ理由でThe fin.もしっくりこなかった。おしゃれでキラキラしている人を敵対視してしまうあたり私がネクラであることがわかる。) 

菊池さんはオーニソロジーを紹介するにあたり、WONKとの比較を下記のようにされてました。

さっきのWONKと対照的なんだけど、WONKってすごいおしゃれでセンスが良くて、英語の発音もいいけど、声がちょっと細くて、なんつったらいいのかな、ドキッとしないっていうかさ、まあそのくらいがちょうどいいって感じのおしゃれ声ですね。おしゃれ声って俺は名付けてるんだけど。それに対して辻村君はね、おしゃれじゃないんだよね。結構荒々しいっていうか、人の心をひっかくようなところがあって、おしゃれ声におさまらない歌声っていうのは魅力ですよね。だいたい大物になる人はそういう人なんだけど。WONKが小物だって言ってるわけじゃないよ、口が裂けても。ただこう、おしゃれ声かおしゃれ声じゃないかっていうので分けたときに、おしゃれ声じゃなくてこんだけ力がある若手っていうのはあんまりいないので、いいところだよね。

オーニソロジーはおしゃれだけじゃないのが最大の魅力ですね。

去年ハマったフランク・オーシャンも、ノーネームも、ソランジュもそうですが、何かしらの痛みを心に残す音楽が好きだな〜と改めて実感。メンヘラとか言わないで。

そんなオーニソロジーですが、2017年に菊池さんのレーベル、TABOOからのデビューがすでに決まっているそうです!とても楽しみ!今後の動きに注目です。ではまた。

  

 


菊地成孔 feat. 岩澤瞳 - 普通の恋 (Music Video)